プルメリア苗を早期に植え付ける方法について


2月も後半に入り、めっきりと日が長くなってきたのを実感されている方も多いのではないでしょうか?

先週は寒の戻りがありましたが、暖かい春を感じさせる日も増えてきて温室のプルメリアたちも一気に新芽が瑞々しくなってきました。

古代から2月の後半あたりからのこの陽気を「三寒四温」と呼ぶように、イメージ的には寒い日が3日続けば暖かい日が4日続くという感じで、徐々に春へと向かっていく季節なのですね。

さて、プルメリア苗の予約もハワイのジムさんの苗やフロリダ苗など次々と締め切り時期を迎えていて、春の植え付けシーズンが待ち遠しい季節になってきました。

毎年この季節になると、いつ植えつければいいですか?という質問が飛び交うようになります。

教科書通りの答えであれば、最低気温が15度を超えてからということになりますが、関東で植え付けを屋外管理で行う場合だとゴールデンウィーク明けあたりでしょうか?

ただ、近年では住環境もとても快適になり冬場も室温が15度以上ある方も多く、真冬に立派なお花を咲かせる方も増えてきました。

また、東北や北海道などの寒冷地にお住いの方だと、外気の最低気温が15度になるのは関東に比べてかなり後で、しかも秋の訪れも早いことから植え付け後に十分に発根できないまま秋の取り込み時期を迎えるというケースも多いのではないでしょうか?

昨年あたりからプルメリア愛好家の間でも愛用者がふえてきた驚異の発根促進剤「ラピッドスタート」を利用して、なんとか早期に根を充実させようという管理方法に最近はトレンドがシフトしてきているように感じています。

実際、大きなベアルート発根苗を早春に植え付けて、ラピッドスタートを水やり時に与えて早期に根を張らせることで、春に植え付けたばかりなのに夏や秋にお花を咲かせたという方もたくさんいらっしゃいました。

これらプルメリアクラブのメンバーさんからのお話を振り返りつつ、我が家での温度管理も見つめ直してみると、【屋内管理での早期の植え付け】についても体系化をきちんとしたほうがよいように思えてきました。

前出のラピッドスタートはプルメリア苗の植え付けから発根までの期間を劇的に短縮することができることもあり、これを有効活用すれば早期の屋内での植え付がとても行いやすくなるからです。

5月に園芸店やホームセンターなどの量販店の店頭に並ぶプルメリアの鉢植え苗たちも実は3月に温室に植え付けています。暖房を用いて温室内の温度を発根適温に保つことで、2ヶ月間の促成栽培を行う方法はかなり前から園芸農家では実践されています。

とはいえ、室内を24時間ずっと15度以上に保つのは光熱費もかかるので、最低限の電気代で植え付けた根の周りを発根適温に保つ方法としては【ヒートマット】を活用する方法です。

楽天やアマゾンで手軽い購入できるので、ヒートマットは持っておくととても役に立ちます。

我が家で使っているのはHydrofarmのヒートマットです。マット面が硬質でしっかりしているので、傷つきにくく水の侵入もしにくいところが気に入っています。


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お手軽な価格帯のものとしては、2000円代から買えるヒートマットもありますので、ご予算に応じて選ぶと良いと思います。


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あと、欠かせないのは発根を驚異的にはやめる魔法の発根促進剤【ラピッドスタート】です。 これを使うのと使わないのでは発根期間や活着の成功率に大きな差が出ますので、ぜひ植え付け時の水やりにラピッドスタートを使ってみてください。

我が家の温室では、2月の下旬からの水やりにラピッドスタートを用いています。温室が広いので、1度に給水タンクで200リットルのラピッド水を作り、通常の水やり時にプルメリア以外の植物にもかけています。

こちらはとても希釈率が高く、一般家庭だと1度に使う量はせいぜい数mlくらいだと思いますので、125mlのボトルを買えば1シーズン使えると思います。

昨年も植え付けのシーズンに入ると販売店さんが一斉に品切れになっていましたので、いまのうちに確保しておいた方がよさそうです。


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カット苗を植え付ける場合には、カルスがもりもりと出来上がってくるまで待つ必要がありますが、ベアルート発根苗は昨シーズンに成長した苗がついているため、室内で植え付けるのであればヒートマットとの併用で3月から植え付けることが可能です。

真冬でもお部屋の最低温度が夜間でも15度以上あるという方も、ヒートマットを用いた方が土の温度をより高く保てますので、小型のヒートマットを使用されることをお勧めします。

プルメリアクラブのメンバーさんから入院しているカット苗は、真冬にバッグルーティングして最低気温が10度以下になる低温管理している温室でヒートマットの上に置いて管理していますが、真冬でも根をしっかりと出し始めています。

根っこの周辺を温める方法は、「根域加温」といって私が学んだ母校の研究室でも在学中から研究をしていて、今では省エネの暖房方法として注目されています。必要な部分を集中的に温めてエネルギー投入量を抑えるという手法ですね。

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関東以西や住宅の気密性の高い寒冷地であれば、3月に入ると室温が10度を切ることはまずないでしょうから、「ヒートマット」と「ラピッドスタート」を併用して植え付けてあげるという方法は、ゴールデンウィーク明けから屋外に出すころには成長をブーストさせることを狙う上でとても有効な手法だと思います。

というわけで、3月に屋内でプルメリアを植え付ける方法をまとめてみると、

  • できるだけ暖かい室内で植え付ける(15度あれば理想ですが10度程度でも可)
  • 植えつけ時の水やりはラピッドスタートを加えた水で行う。
  • ラビッドスタートの濃度は、説明書きにある「アグレッシブ使用」の濃度で行う。
  • 植えつけたらヒートマットの上で管理する。
  • 植え付けには水はけが良く根腐れしにくいスリッド鉢を用いる。
  • 植えつけ時に水やりをしたのちは、鉢底まで完全に乾いたことが確認できるまで次の水やりは行わない。
  • 土は水はけの良いプルメリア向けの標準配合(ピートモス1・バーミキュライト1・パーライト3)もしくはこれよりも少しパーライト多めの水はけ重視の配合とする。
  • 部屋が極度に乾燥する場合は成長点の部分に霧吹きで水をスプレーする(成長点のハダニ予防が目的です)

こんな感じかなと思います。

上記の方法は我が家でバッグルーティングや冬場の植え付けで効果を確認しているものなので、きちんと管理すればあまり失敗することはないと思います。

ただし、水のやりすぎや極度の低温に当てると失敗する恐れがありますのでご注意くださいね。

3月に屋内で植えつけておけば、春本番を迎えた頃から一気に成長のスイッチをONにすることができ、早ければ晩夏〜秋に初花を咲かせてくれることもあります。

今週には我が家も毎年恒例のベアルート苗の入荷シーズンが始まります。今年から新検疫制度での輸入となるため、好きな時に好きなだけ苗を輸入することができなくなってシーズン中には欠品する品種も出るかとは思いますが、できるだけ多彩な品種を入れられるよう計画発注をしていますので、ぜひプルメリア栽培に挑戦してみてくださいね!

■植え付け用の苗の販売ページはこちら↓

http://market.tropical-village.biz

今年も多彩な品種をご用意しておりますので、ぜひプルメリア栽培に挑戦してみてくださいねー

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